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【店舗訪問記】西武池袋本店

西武池袋本店

店舗外観。池袋駅と一体化している。コロナ禍では集客力1位を獲得し、国内売上3位を誇る百貨店も、時代の流れには逆らえないのか...


言わずと知れた、西武百貨店の旗艦店。セゾン文化発祥の地であり、1980年代には日本の百貨店の中で売り上げ日本一となった。

売場は洗練されていて古さを感じさせないが、階段には歴史を感じる。

その後のバブルの崩壊とセゾングループ解体、そごうとの経営統合セブン&アイホールディングスによる買収など、目まぐるしく変わる経営環境の中でも、変わらず「西武百貨店の顔」「池袋駅に顔」として君臨してきた。

フロア案内。横に長い建物は同じフロアでも番地で分けられている。この図のど真ん中にヨドバシが入る訳だ...(映り込みはご容赦ください)

そんな同店も、いま岐路に立たされている。親会社のセブン&アイ投資ファンドへの売却を決定したことで、ついに池袋本店にもメスが入れられることになった。ヨドバシカメラの入居。百貨店への大型テナントの導入は珍しい話ではないが、ヨドバシの要求は「低層階への出店」。もし実現すれば、営業中の百貨店の顔と言える部分に家電量販店が出店するのはおそらく初めてのことであろう。

屋上にある伏見稲荷神社。デパートの屋上神社は商売繁盛祈願を意味しているらしい。

私自身、今回の件で地方店など、さらなるリストラを予想していたが、まさか稼ぎ頭である池袋本店がこのようなことになるとはこれっぽっちも予想してなかった。店舗所在地である豊島区や地権者の西武HD、労働組合の反発など、一筋縄にはいかなそうだが、ディールが正式に行われる来年以降、これまでにない変革が待っていることは間違いないだろう。

3階売り場の一部は改装中。今回改装される売り場はいつまで営業できるのだろうか...

ロフトや無印良品西友ファミリーマートを生み出したセゾングループの発祥の地であり、”イケセイ”。訪問はお早めに。

撮影日 2022年12月19日

たっしゅ/多趣味な学生 (@kbm_N1) / Twitter